2024年1月11日(木)、LINK-JとBiospireは、日本橋ライフサイエンスハブにて「日英エコシステム・アクセスミーティング」を開催いたしました。
このイベントは2024年最初の日本橋におけるオンサイトミーティングとして、スタートアップ支援を加速化させるための国際間の連携と、それを受け入れる国外のエコシステムの一例として、英国における代表的なクラスターであるHarwell Campusからの講師を招き、講義ならびにネットワーキングイベントとして開催致しました。
冒頭に、英国側からの支援に関する説明を頂き、英国大使館の由良毅氏から、英国がグローバル市場からのイノベーションを引き付ける魅力や、歴史的に裏付けられたそのサポート体制についてご説明を頂き、次いで英国のエコシステムを代表して、Harwell Campusを運営するダイレクターである David Williams 氏から、ライフサイエンス・宇宙・エネルギー・量子等におけるイノベーションが融合することを戦略的に進める同キャンパスの運営方針についての説明を頂きました。国際間のエコシステム同士の結びつきが強化されることにより、それぞれに加入するスタートアップ企業の国際化も加速されるという構図は、双方にとってもメリットが大きく、このような例が今後多く誕生することが期待されます。
モデレーター:松永昌之(BIOSPIRE/LINK-Jサポーター)
英国大使館 由良 毅氏
Harwell Campus/ARC Mr David Williams
後半には、日本政府におけるスタートアップグローバル化支援策についてのご登壇がありました。NEDOの高田和幸氏からは、ディープテック・スタートアップを支援するプログラムについてのご説明があり、その金銭的規模のみならず、その活用の柔軟性についても説明があり、例えばその支援金額の半分までを上限に、日本国外におけるビジネス展開に拠出しても良いという、新たな取り組みについても解説がありました。最後にJETROの塩野達彦氏にご登壇頂き、現在までに実施してきた日本のスタートアップの支援実績や、今後更に厚みを増した形でのアクセラレーションプログラムを介したサポート等についての解説があり、最後にLINK-J常務理事の曽山明彦から、まとめと聴講者に対する熱いメッセージを頂き、1時間のセッションを終えました。本セッションは、LINK-JサポーターでもあるBiospireの松永昌之が務めました。
NEDO 高田 和幸氏
JETRO 塩野 達彦氏
事後には会場内でのネットワーキングセッションが行われ、予定時間を超え、新たなコネクションが多く誕生しました。会場には多くの方がご来場くださいました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!